独立する時に必要な手続きとは?

IT業界で働いている人の中には、これからフリーランスとして独立を目指している人もいるのではないでしょうか。独立するには、様々な準備や手続きが必要です。

例えば、資金の準備や役所への書類提出、仕事の際に必要な、備品の準備が挙げられます。特に、役所へ出向いての手続きは難しいイメージが強く、何から始めれば良いのか悩む人も多いでしょう。時間にゆとりをもって、一つひとつ解決していきましょう。

まず1つ目は、開業届の提出です。開業届は、新たに事業を始めた時と、事業を廃止する時に必要な書類です。開業日から1ヶ月以内に、最寄りの税務署へ提出することが定められています。

2つ目は、国民年金の手続きです。今まで会社員の場合は、厚生年金に加入していましたが、フリーランスになると原則厚生年金には加入できません。そのため、退職日の翌日から14日以内に、国民年金への加入手続きが必要になります。この手続きは、市役所で行えますのでなるべく早めに済ませましょう。

3つめは国民健康保険への加入です。会社員の場合は、勤め先の企業が加入できる健康保険に加入していますが、フリーランスになると、国民健康保険への切り替えが必要になります。ただし、任意で前の会社の健康保険に、継続して加入したままでいることが可能です。しかし、2年間であることと、今までの2倍の保険料を支払わなければならないため、注意が必要です。

最後の手続きは、青色申告承認申請書の提出です。確定申告には青色申告と白色申告がありますが、青色申告は白色申告よりも控除額が大きいという特徴があります。そのため節税したいなら青色申告がおすすめです。